その肩こりや首のコリ、実はくいしばり癖が原因かも!?
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噛む筋肉と首の筋肉や肩の筋肉は連動しています。
噛む筋肉が収縮すると、首を取り巻く筋肉が反応しますし、片寄った噛み癖や片寄った噛み締めがある人は、首の動きが
悪い、首コリがある、疲れると首が痛い、首をマッサージすると痛みがあるなど、首を中心とした症状がでます。
このような症状は噛み合わせの治療をして、噛み合わせを改善しない限り治すことはできません。
また、片方のどちらかだけを強く噛み締め続けていると、身体は左右にもねじれが生まれ、左右非対称となっていきますし、
例えば左側を強く噛み続けると、噛む筋肉の収縮により、左肩が上がり、相対的に右肩が下がります。左肩は背中側に引っ張
られ、右肩は下がりながら身体の前側に引っ張られ、結果的に左右の肩の高さに違いが生まれます。
歯ぎしりやくいしばり(噛み締め)が睡眠時におきると、ものすごい力で歯に衝撃を与えます。いくら普段、
歯周病の治療を丁寧に行っていても、このくいしばり、はぎしりを止めない限り歯周病の進行を止めることは困難です。
しかし、一方では、はぎしりという行為が全てが悪い!ともいえません。
肉体的、精神的なストレスによって筋肉が硬直して限界に達した時、痙れんと同じ生体防御反応としてはぎしりが起きるという
説もあります。ですから、はぎしりはストレスを発散させ、全身の硬直を緩和させる行為である可能性も否定できません。
しかし、度が過ぎた噛み締めやはぎしりによってお口の状況が崩壊する場合には治療が必要です。
噛み締め(くいしばり)やはぎしりは全身の筋肉の緊張と密接に関係しているので、お口のなかの噛み合わせ治療だけでは
改善できない場合もあります。そのときは、運動療法をおこなったり、東洋医学やカイロプラクテック等の施術を受けたり
することも手立てのひとつになるかと思います。