知覚過敏って現代病?!
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冷たい水や食べ物を摂った時、または外にいて冷たい風が当たったりしたとき、歯ブラシが触れたときなどに
ピリっとした一過性の鋭い痛みを感じたことはありませんか? それは象牙質知覚過敏症かもしれません。
象牙質知覚過敏症は、歯の表面にあるからだの中で一番硬い組織であるエナメル質、このエナメル質が失われ
内側にある象牙質が露出したり、歯茎が下がって歯根部の象牙質が露出するとおこりやすくなります。
象牙質には象牙細管というのがあって外部からの刺激を歯の中にある神経に伝えるので
瞬間的に痛みを感じるのです。
ではなぜ象牙質が露出してしまうのか?
まずは、エナメル質の磨耗ですが、これは過度な歯磨き、歯ぎしり、酸蝕歯が原因とされています。
特に歯ぎしりにおいてはもはや現代病といっても過言ではないでしょう。歯ぎしりはストレスや不安などによって
引き起こされるということがわかっています。日々の診療のなかで患者さんのお口を診ていて感じるのは
この、歯ぎしりをしている方が非常に多いな~ということです。皆さんストレス社会で一生懸命がんばって生きて
おられるんだな~とつくづく思います。という私もそのひとりなんですが(笑)はい、歯ぎしりしてるときあるようです。
酸蝕歯は、ジュースやお菓子など酸性になるものを多く摂取しているとエナメル質がとけてなります。
つぎに、歯茎の後退(歯茎下がり)ですが、これも過度な歯磨きによってなりますし、
あとは歯周病や加齢によってもおこります。
この中でいうと、歯周病、これまた特に日本人においては成人の8割が歯周病に罹患しているといわれてますから
もはや現代病ともいえるのではないでしょうか。国民病と言っている方もいるようです。
以上のことを考えると、大切なのは、正しい歯磨き方法、飲み物食べ物の種類や習慣、ストレスをためない生活、
歯周病予防を心がけることですね。 とはいってもなかなか自分ひとりだと偏りやすいし、難しいので、歯科医院での
定期検診などを受けて、ブラッシングのチェックやクリーニング、歯周病のチェック、歯ぎしりのチェック等々をして
もらって、対処方法などのアドバイスをうけるのがおすすめです。
知覚過敏かも?と思ったら自己判断や放置せずにまずは歯科医院でみてもらってくださいね~!
もしかしたら、虫歯や歯周病かもしれませんから~!!